命題2.3.2より
ですのでの解の1つは1となります。
の解は、補題2.2.28より整数解の可能性があるのは
に限りますが、
は整数解ではありませんので、整数解はありません。(したがって、定理
より有理数解がないことが分かります。)
の解を
とすると
ですので、
乗して1になる数、つまり、1の
乗根です。
は
次式ですので複素数上解は
個あります。
が小さいときに、1の
乗根を具体的に求めてみましょう。
です。
![]() |
ですので、
となります。これを、上の式に代入すると、
![]() |
とすると、
| (2.10) |
となります。
ですので、これを
を代入すると
です。
![]() |
(2.11) |
つまり、
であることに留意すると、円周等分方程式は
![\begin{multline*}
\frac{1}{12}\left(-2+\sqrt[3]{28+84\sqrt{-3}}+\sqrt[3]{28+84\s...
...+4\sqrt[3]{28+84\sqrt{-3}}+\sqrt[3]{(28+84\sqrt{-3})^2}}\right)
\end{multline*}](numbertheory-img747.png)
Takashi