[PR] この広告は3ヶ月以上更新がないため表示されています。
ホームページを更新後24時間以内に表示されなくなります。
次の命題によりカーネル(日本語でも核よりカーネルと呼ぶ方が多いです)はの部分群になります。カーネルは大変重要な部分群です。
また、準同型の像は
と表します。具体的には
です。
次の命題より
は
の部分群であり、
は
の部分群となります。後にみるように
は正規部分群になります。なお、
は
の部分群ですが必ずしも正規部分群であるとはかぎりません。
ですので
は単射です。
群の正規部分群を
とします。すると、定理3.1.35より
は群
の演算から自然に導入される演算により群となります。また、群
の元
に対し剰余類
を対応させることにより、
から
への写像
が定義されます。この写像を
から
への自然な写像ということがあります。
は準同型写像となります。
つまり、自然な写像
は
とする全射準同型写像です。
を2つの群とし
を
から
への準同型写像とすると、
は
の正規部分群です。したがって、
から
への自然な全射準同型写像
が定義されます。
一方、準同型写像
は、剰余群
から
への写像
を次のように定義できます。
次の定理は、準同型写像
から定義される準同型写像
,
が整合的であること、更に、
が
と同型であることを示す、大変重要な定理です。
です。また、
は
の
乗根全体
となります。
これにより、
Takashi