を素数とし、
を
と素な整数とします。このとき2次方程式
素数を法とする合同類には原始根があり、すべての合同類は原始根のべき乗で表すことができます。したがって、を原始根とすると任意の合同類は、
で表すことができます。
が属する剰余類が
と表されるとき、
が偶数の場合、
とすると、
となるため、上の式が解を持つことが分かります。
逆に上の式が解をもつと仮定すると、とおけ、
となるため、
は原始根の偶数乗であることが分かります。
つまり、上の2次合同式のが原始根の偶数乗のとき、上の合同式は解を持ち、逆に、解を持つときは
が原始根の偶数乗のときに限ります。
この考察は原始根の取り方に依存していないことに注意しましょう。このことは、下記の補題からも確認できます。
ここで、ルジャンドル記号
を次のように導入します。
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フェルマーの小定理より、0以外の合同類は乗すると
になりますが、合同類が原始根の偶数乗と表されるときは
乗することにより
となり、原始根の奇数乗と表されるときは
乗すると
となることが分かります。したがって、ルジャンドル記号は、
乗と等しいことがわかります
以上のルジャンドル記号の性質をまとめると次のようになります。
ルジャンドル記号の基本的な性質をみていきましょう。以外の素数は奇数ですので
でない素数を奇素数(odd prime)といいます。
(2)は、
が
から
への群準同型写像であることを意味しています。つまり、
また、(4)の意味するところは以下のとおりです。
2でない素数は、
で、1,3,5,7のいずれかです。そして、1,7のとき、
が偶数となり、3,5のとき奇数になりますしたがって(4)を言い換えると次のようになります。
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Takashi