平方剰余の相互法則を最初に完全な証明を与えたのはガウスです。ガウスは平方剰余の相互法則に対し生涯で7つの本質的に異なる証明を与えています。ガウスが最初に証明したのは、1796年4月8日(ガウス日誌)ですのでガウスがまだ19歳のときです。ガウスはこの法則を基本定理とよんでいます。
ここでは、平方剰余の相互法則の意味を考えてみます。平方剰余の相互法則は、どんなに考えても不思議な法則です。
は
において
が平方剰余か否かを問題にしており、
は
において
が平方剰余か否かを問題にしています。これまで、一次方程式を考えてきましたが、
の世界と
の世界はなんらの関係もなく独立していました。しかし、2次方程式を考えると何らかの関係があることが分かります。そして、その関係を表しているのが平方剰余の相互法則です。定理2.5.6の式は両辺ともに
で対象であり単純で極めて美しい法則であるといえます。
このように極めて美しい形をしているだけではありません。平方剰余の相互法則と、第一補充法則、第二補充法則を用いることにより,あらゆる場合の平方剰余/非剰余を判定することができます。
平方剰余の相互法則の意味については、初等整数論(入門編)も参照してください。
具体的な事例でみてみましょう。
Takashi