部分群には
と同じ演算が定義されているため、
の単位元
は、
の単位元
と一致します。また、
の元
の逆元も
を
の元と考えたときの逆元と一致します。また、群の定義のうち結合法則は
において成立しているため、その部分集合である
でも当然に成立しています。したがって、
の部分集合
が部分群であることを示すためには群の成立条件のうちの一部を示せばよいことになります。次の命題は部分群であることを判定するうえで有用です。
また、上の命題の条件(1)(2)はが加法群の場合は、(1)任意の
に対し
、(2)任意の
に対し
となります。なお、
がアーベル群であるとき、その部分群も当然にアーベル群です。
群の部分群がどの程度あるかを知るのは一般的には困難ですが、有限群のときは様々な定理があります。
の元
に対し
の部分集合
を考えると
は
の部分群となります。この部分群を
から生成される部分群といい、
と記載します。
の位数が有限であるとき、
の群としての位数と一致します。
なお、が巡回群であるとは、
と表されることに他なりません。
が群
の部分群であるとき、
も部分群となります。
Takashi